10月の稽古
10月の稽古
【相半身片手取り 一教】
①徒手
相手に手を取らせる位置が下段にならないように注意。
相手を前方に崩す必要があるため、自分の手首の回転方向は内回転。
転換する際に相手の三角点方向に崩す
(転換しすぎて、相手に背中を見せないように注意。
持たれている手を意識するのではなく、常に相手の中心を意識すること。)
手を振り上げる時は、相手を押さないように意識すること。
(相手を押してしまうと、後方に下がられ技が効かなくなるから)
相手の中心に向かって、足を運ぶ。
ただし直線的に動かすのではなく、自分の中心を経由して、弧を描くように。
振り下ろす手は剣を斬り下ろすように。
②剣の理合
技をかけている時は常に剣先や刃の方向を意識する。
持たせる位置は下段になりすぎないように注意。
(もともと剣を腰にさしていることを想定)
振り上げる際は相手の方向にぶつからないよう、
肩を柔らかく使うことを意識。
相手の首元に刃をつけて振り下ろす。
③杖の理合
基本的には剣と同じ動き。
てこの原理を意識し、持ち変え等をスムーズに行う。
支点力点の幅を多く取ることを意識。
また、支点は相手に近づける。
力点は自分の近くに置く。
振り上げる際は杖を縦方向に回転させることを意識。
また支点を相手の肘につける
残心の際は相手の目に杖先を向ける。
【相半身片手取り 四方投げ】
①剣の理合
相手に手を取らせる際は、棟を相手の脇に
つけるように剣の位置を調整。
剣の位置はそのままで転換を行う
相手の胴を斬るように 体変換。
斬り下ろす際は相手の手首側の手を離さない。
②杖の理合
少々持ち変えが複雑。
体変換の際に自分の支点をずらして
スペースを開けて、力点側の手を持ち変え。
(この際は逆手でもつ)。
【相半身片手取り 入身投げ(表回転)】
①剣の理合
序盤の動きは一教と同じ。
相手の首元に剣を移動させる際は剣先から伸びるように。
刃の方向は相手の方に向けるように意識。
その後、剣は柄で相手を倒すように動かす。
②杖の理合
序盤は剣と同じ動き。
転換の際に力点側の手を自分の右側面に移動。
杖を脇に抱えるようにしつつ、相手の方へ足を運ぶ。
杖先から相手の首元に絡ませるように投げる。
(杖を回さないように注意)
【天地投げ】
持たせる前に相手の正面から自分の体を外すため、体を開く。
持たせる位置は下段にならないように注意。
相手が手を離しても、自分の当身が当たるように意識する。
地の手は自分の方に引き寄せてから
相手の胴を斬るようなイメージで動かす。
(ただしあまり相手の対して横方向に圧がかからないように注意。)
【相半身片手取り 四方投げ】
①剣の理合
柄先を相手の方向に向けるようにして持たせる。